うわさにならない男


今日会社からの帰り道で、聴いてた曲。ギターソロのトーンとか、もう最高なポップソング。



さて今日は大好きなフレッド・ニール

ブリーカー&マクドゥガル

ブリーカー&マクドゥガル

ニューヨークを拠点としていたフォークシンガーで、バディ・ホリーボブ・ディラン、カレン・ダルトンらと親交があったことでも知られています。
力強くかき鳴らす12弦ギターの上に、彼独特のブレのない低音の歌声が響き渡る、シンプルな演奏ですが、完全にブルースを自分の物にしてますね。
このデビュー作が発表された1965年、彼はまだ28歳でしたが、かなり熟練されたような雰囲気には驚かされます。
デルタ・ブルースに通じる粋なノリ、ロックにも通じる畳み掛ける勢い、「LITTLE BIT OF MINE」、「THE WATER IS WIDE」(この曲はトラディショナル)のような優しく漂うバラードも最高。ジョン・セバスチャンによるブルース・ハープもかっこいい。
本当に素晴らしい音楽は外側にひっそりと孤立しているものだというけど、本当にそう思う。
彼もまた放浪の旅をしながら演奏したフォークシンガーで、曲を聴いているとアメリカの片田舎や、騒がしい街中を練り歩く彼の姿が浮かんできます。
ボブ・ディランジェイムズ・テイラーグラム・パーソンズと並ぶ、アメリカン・シンガーソングライターの重要人物です。


ティム・バックリィ、パティ・スミスといった個性派シンガーが彼をリスペクトしていたようですね。
フレッドは2001年7月7日に惜しくも亡くなってしまいました。これからも彼の曲が歌い継がれていって欲しい。

2ndアルバムのほうに収録されてる曲。ニルソンによるカバーが大ヒットしました。

どことなくモヤモヤとした、枯れた雰囲気も魅力