どーなってるの〜

Isn't Anything

Isn't Anything

これが世に出た1991年、このサウンドは相当斬新だっただろうけど、今でも強烈に響くのがすごい。
「今でも色あせない」なんて言い回しは人それぞれの感覚によるので、基本うさんくさいのだけれど、マイブラは次元が違う感じです。
でも彼らの代表曲「SOON」を聞くと、少し80〜90年代っぽく聞こえてしまうけど…。
とにかくマイブラはグワングワン鳴ってるような歪んだノイズを、ポップミュージックの装飾として見事にコントロールしてみせたのでした。
その立役者は、才人であり、ロン毛のダメ人間、ケヴィン・シールズ
思考錯誤を繰り返しながら、数枚のEPリリースを経て、満を持して完成されたこのアルバム。
歴史的傑作である次作「Loveless」と比べると、ギターバンドとしての輪郭がはっきりしている感じです。
濁流のようなノイズは、曲によってはまだ少しプロトタイプっぽく聞こえたりもしますが、魅力的なメロディラインは完成されています。
次作との一番の違いは、ケヴィンの少し情けない歌声が存分に楽しめる点でしょうね。

この「Isn't anythng」からの曲の動画探したけど、これに勝るものが無かった・・・・。「Loveless」収録。