オザケンなんだったんや

今月、サロンミュージックの久々となる新作が発売されたみたいですな。
こちらは彼らの99年の作品。

Round 5 Shaggy Bee

Round 5 Shaggy Bee

再び80年代的なサウンドを響かせたアルバム。
アルバムの随所に、知る人ぞ知るニューヨーク・パンクバンド「ザ・フィーリーズ」のパロディと言える、疾走8ビート&ワンコードグルーヴが顔を出していてそれが痛快。
サイケデリック、ポストパンク、ローファイ、ギターポップといった言葉があてはまるシンプルで攻撃的な作品。
サロンミュージックで個人的に3枚選ぶならこれと、1st「MY GIRL FRIDAY」、あと95年発表の「mash」かな。

かっこいい。

これはそのフィーリーズ

Crazy Rhythms

Crazy Rhythms



Take a Look Inside

Take a Look Inside

ダイナソーJr、ソロ、セバドーで活躍する孤高なオルタナ・ミュージシャン、ルー・バーロウが94年に始動させたユニットの1st。
ルー曰く「ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンが『ブルースを(外に向かって)爆発させる』という意味を持つなら、僕らはフォークを逆に『内側で破裂させる』という意味の名前にしてやろうと思ったのさ」と語ってます。つまりはジョークです。全然フォークじゃないし。
でもどことなくルーズな感覚はルーツ的なフォークに近いかも。
14曲で21分!ローファイで、曲展開は予測不能パラノイア状態。
それでもポップなロックなんです。お楽しみあれ。

ファンが作ったアンオフィシャル・ヴィデオですが、モンティ・パイソンの映像が使われていたり私好み。曲もふざけてて最高。