今日サンクルでDJします。

スティーヴ・マックイーン

スティーヴ・マックイーン

85年に発表となったエレポップ名作。タイトルのイメージ通りにバイクにまたがるジャケがダサい(笑)。
パディ・マクアルーンによるなんだか切ないヴォーカルにウェンディ・スミスのコーラスが加わる。80年代ならではの甘ったるさですが、毒性の無いこの音は聴いてて何となく落ち着きます。

良い。



Ha Ha Ha

Ha Ha Ha

ジョン・フォックスがフロントマンだった、初期ウルトラヴォックスの2nd。プロデュースはスティーブ・リリィ・ホワイト。
1stからすでにテクノとパンクを融合させた大胆な音作りしていましたが、この2枚目ではより疾走感と切れ味を強調し、パンク・ロックの度合いを増した秀作と言えるでしょう。
この後の3rdではよりテクノへのアプローチを重視して、そちらのほうが注目されましたが、個人的にはこの2ndが最高だと思います。
間奏のインプロではジャーマンロック(とりわけCAN)からの影響も見え隠れ。
ストラングラーズ、マガジン、XTC、Skids、ジョイ・ディヴィジョンなどのテクノを取り入れたポストパンクバンドの名盤に決して負けてない出来でしょう。
ジョン・フォックス脱退後には元リッチキッズのミッジ・ユーロがヴォーカルとなり、世界的な成功を収めるまでになります。が、その時には初期の尖った感じは消えてしまっていますね。

ティーブ・シェアーズによるキレキレのギターと、ビリー・カーリーのヒステリックなヴァイオリンと掛け合いが最高。



アルバムの中で最もテクノ調な曲で、シングルカットされ、アルバムのラストを飾る曲でもある「HIROSHIMA MON AMOUR」(広島にもフランスにも内容はあまり関係ない)のオルタナティブ・テイク。ギターサウンドが強調されたラウドな出来でこちらの方が好きです。