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高校時代、まわりがパンクやらオルタナやらスカやらに騒いでいた時(でも自分もNOFXとかウィーザーとかも大好きだったけど)、僕はXTCのストリングスや、ベックの「メロウ・ゴールド」で聴けるシタールの音に少しづつ興味を持ちはじめてました。
何だか気色悪いけど、クセになる不思議な感覚、いわゆるサイケデリックを表現したアルバムといえば、これでしょ。

夜明けの口笛吹き

夜明けの口笛吹き

プロデュースはビートルズの「ラバーソウル」でエンジニアを勤めたハリケーン・スミス。
シド・バレット在籍時の、プログレになる前の作品。まだビート・バンドの雰囲気が多少残ってはいます。
漂うノイズ、異物感あるギター、仰々しいサウンド・エフェクト。全体がカラフルに歪んでいる音像は、サイケの楽しさと、気持ち悪さの魅力を教えてくれます。
レコード・リリースにあたって、全体的にポップな雰囲気を強くしたそうですが、10分を超える「Intersteller overdrive」はライブでの彼らの姿を想像することができます。強力なギター・リフで始まり、中盤からのワンコードでのインプロは、不協和音のオルガンとベース、ノイズ・ギターによって淡々とした狂気が渦巻いているようです。

シド・バレット独特の歌い回しも、オルタナティブな世代に大きな影響を与えてます。

現実逃避の固まりですね。お試しあれ(笑)!。



シャルケ、グループリーグ突破!。フンテラールは好きな選手なので嬉しいです。