吟遊詩人
- アーティスト: Chris Thompson
- 出版社/メーカー: SUNBEAM
- 発売日: 2010/08/31
- メディア: CD
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この再発CDは二枚組になっていて、一枚目は彼の唯一のオリジナル・アルバム「chris thompson」。二枚目は未発表曲と近年の作品を収録。
彼はイングランド人ですが、現在はニュージーランドへ移住して音楽活動を続けているようです。
彼もまたイングリッシュ・フォークギターのスタイルを学び、このレコードではオープンチューニングによる巧みなフィンガーピッキングを堪能できます。
ギターにシタールが絡む「Hugo Spellman」で始まり、2曲目「The Song of wandering aengus」では彼の持ち味である、枯れた曲調から意表突くコード一つで、親しみやすいメロディに変えてゆくソングライティングの妙技が披露されてます。
歌声は控えめで内に籠ったようなノリで、自然とサイケ感かもし出してる雰囲気です。
美しい曲ですね。
現在でもこの繊細なスタイルを変えておらず、Disc2収録で2004年録音の「The Terrer of The Spanish Main」では若いころと比べてなんら遜色無い歌声とソングライティグを披露しています。
新作望む。
70年代には彼のように巧みなフィンガーピッキングを武器にして、自作の曲で勝負したフォークシンガーが多数いましたが、過半数は成功を得ることができずにリリース活動から手を引いたり、音楽シーンから姿を消してしまったようです。
繊細な弾き語りというスタイルに長く留まらず、音楽性を変えていったシンガーも多いのですが、私的にはそんなスタイルが好みなので、それに似たフィーリングを持った音楽を探し回りました。
テーマは「巧いフィンガーピッキングと控えめな歌声の弾き語り 男性編」
年代問わず、お気に入りは下記のCD。
・イングランド、スコットランド
Bert Yansch「Rosemary Rane」 Nick Drake「Pink Moon」
John Martyn「London Conversation」 Steve Tilston「An Acoustic Confusion」
Dave Evans「The Words In Between」 Ian A Anderson「Time Is Ripe」
・サイケ寄り
Duncan Browne「Give Me Take You」 Mark Fly「Dreaming With Alice」
・USA
Lonnie Knight「Family The Wind」
・日本
pwrfl power「s/t」
他になにかあれば教えて下さいー。
今日はこれからドイツ対イタリア!楽しみだ!観れないけど。