バラッドを歌う
21日に渡辺淳一文学館で、ブリティッシュ・トラディショナルのコンサートを観てきました。
簡単に言うとイギリス民謡ですね。
演奏はgreyish glowという女性ボーカル2人とギター2人のグループ。ほかにもサポートのヴォーカリストと詩の朗読の方が何名か。
アコースティックギター&ベースはサードイアーの店主である菅野壮さん、もう一人のギターはサポートメンバーで、宮川さんという方。
前半は曲のストーリーや由来の説明、また訳詩の朗読を挟んみつつ、あの有名な「Scarborough Fair」や「Green Sleeves」など、9曲が歌われました。
(ただ僕は遅れて会場に入ったがために最初の「スカボローフェア」聴けなかった・・・)
後半は12曲の歌をよりバンドっぽいノリで次々と聴かせてくれた。ベースの低音がかなり会場全体に響いていて、特に後半の「Nuttamun town」(この曲はディランの「戦争の親玉」の原曲ですね。)の間奏はアコギとベースのツインリードともいえる攻撃的な演奏で、女性ツインボーカルと相まってまるでプログレッシブでした。
全体通して楽しかったけど、後半はライブと言ってもよいほど力強い演奏の曲もあり、かっこよかった。宮川さんのギターがエレキギターだったら、メロウキャンドルみたいになってたかも(?)。
もの悲しくも美しいバラッド曲や、アカペラによる3重コーラス、また独唱による曲もとても良く、本当に心満たされた。
バート・ヤンシュのアレンジで有名な「Jack Orion」や、ペンタングルが取り上げた「Cruel Sister」はどちらも悲劇の物語を歌った曲と知り、英語を意味を理解せず聴いてた僕にはちょっとショックな内容でした。今は全く別の曲に聴こえてきます。
「スカボローフェア」は後半にも演奏してくれたけど、ギターのアレンジはこのマーティン・カーシーのバージョンに近かった気がする。
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もう1枚。トラディショナル・フォークロック・ジャズ・プログレッシブ・バンドの名作。気に入ってます。
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