今コパ・アメリカのペルー対コロンビアやってます。

Odessey & Oracle

Odessey & Oracle

行ってきました。7月9日のゾンビーズ来日ライブ。

会場である、新代田のFEVERというライブハウスまでは、下北沢の駅から歩いて10分で着くらしかったのですが、下北から歩いていく方向がわからず、時間もなかったのでそこから京王井の頭線に乗って、一駅で新代田へ。(情けない。)


LIVEが始まり、前座の一組目に日本のバンド、ファズが登場。THE WHOの「SO SAD ABOUT AS」のカバーやっててテンション上がりました。
そして前述したBILLY & THE J-CHORDSの演奏が終わり、ゾンビーズが登場。
詳細をよく読んでなかったけど、オリジナル・メンバーはキーボードのロッド・アージェントと、ボーカルのコリン・ブランストーンのみでした。第二のソングライターであるベースのクリス・ホワイトがいないのはちょっと寂しかったけど、サポートベーシストのジム・ロッドフォードは一時期キンクスでベース弾いていたということを知り、嬉しくなった。
クリス・ホワイトは本国イギリスでの再結成ライブには参加していたそうです。

まず最初に驚いたのはコリンとロッドの風貌。コリンは肩までかかるウェーブかけたロングヘアー、ロッドはクルクルパーマにヒゲ、「ロックやってます」と言っても許されるか微妙な線でしたが、まぁ見た目は関係ない!(笑)。


日本ではカーナビーツによるカバーが有名な「I LOVE YOU」で、コリンの歌声は若いころと比べても、なんら遜色なく感激しました。
ロッド・アージェントのキーボード・ソロのうっとおしさと壊れっぷりにも感服。
それよりなにより、この日ロッドの喉の調子が最悪なようで、声がつぶれていてMCでは裏返りまくってました。当然コーラスが出来るわけもなく、コリン曰く
”One song, Missing one chorus.”(笑)。 
(メンバー紹介でもコリンに「キーボード奏者でウィスパー・ボイスの持ち主、ロッド・アージェント!」とか言われて茶化されてました(笑)。)
その代わりにロッドはオーディエンスに一緒に歌うことを、丁寧な感じで煽っていてその姿を観ていてなんだか嬉しくなった。

大好きなアルバム「オデッセイ&オラクル」からは「Care Of Cell 44」、クリス・ホワイト作の「Beechwood Park」、”フー・ファイターズがカバーしてくれた”とロッドが語ってから演奏した「This Will Be Our Year」。
そして代表曲である「二人のシーズン」ではベースのリフの合間に入る何とも言えないコーラスをみんなで合唱(?)

こちらは2005年のライブ。少し音デカいので注意。

後半には初期の代表曲「She's Not There」もやってくれました。ここでもキーボード・ソロが長めに爆発。

方向性が変わってアージェントによるソロ・プロジェクト「Argent」の曲「Hold Your Head Up 」でプログレをぶちかまし(サビの”Hold Your Head Up ,Oh〜”大合唱)、それから「God Gave Rock and Roll to You」ではもうゾンビーズなんだかよくわからなくなったが(笑)、それでも気分は最高潮。サポートギタリストのトム・トーミーのギターもロックしまくり、60'ビートバンドの面影ゼロ。ですが、そのくらいやってくれるとかっこいいのです!。こればかりはあの場にいた人じゃなきゃ、わからないかもしれませんが。

ラストは彼らの初期のレパートリー「Summer Time」でしっとりと締めくくり。


素晴らしいメロディとハーモニー、それから意外にもロックしていて、高揚感に溢れたすばらしいショウでしたよ。



この曲やってくれないかと思ってたんだけどクリス・ホワイト居ないし、やはり演らなかったので、ここで聴きましょう。