エリック!

ミュージカル「スパマロット」が日本公演されることになり、演出、脚本を手掛けたエリック・アイドルが初来日しました。
その宣伝で今日笑っていいともにエリックが出演。なんたる奇跡的なこと!だと思ったのだけど、タモリさん以外の出演者は彼の事を知らないようで、会場は静かでした(笑)。
関根さんや爆笑がいたらもっと盛り上げただろうに。

エリック・アイドルは英国の名物コント集団「モンティパイソン」のメンバーで、60年代後半〜70年代にイギリスのBBCで放送され、今でも英国民に愛され続けているコメディ番組「空飛ぶモンティパイソン」(邦題)で人気を博しました。
パイソンズのネタはイギリス王室、政府、芸能界、メディア、上流階級、軍隊、他のヨーロッパの国々、星条旗の国のことなどなど、あらゆるものをバカにしまくる過激な内容で有名。(単なるアホなネタもあるけど)

その後そのパイソンズが75年に制作・出演した映画「ホーリーグレイル」がヒット。
「スパマロット」は映画「ホーリーグレイル」を舞台化したもので、本場ブロードウェイで公演されこちらもヒットし、数々の賞を手に入れた人気作です。(ぼくは観たことはないのですが・・・)。
劇中歌の作曲はエリックとジョン・ドゥ・プレッツが共同で行ったようですが、テーマ曲となった「Always Look on the Bright Side of Life」は、もともとはパイソンズの映画「ライフ オブ ブライアン」のために、エリックが思いつきで作った曲。

映画のエンディングで磔にされてしまったエリック扮する「フリスビー3世」(・・・)が、主人公ブライアンの為に
「人生なんてクソみたいなもの、だからこそ明るいところを見て生きていこうよ
 もし最後の幕が下りるときが来たら、皆を笑わせてやるのさ」  と歌います。
いやぁ、名曲ですね。この曲大好きで何度も聴きました。
マンUサポーターが負け試合のあと歌ったことでも有名です。

エリックの音楽的側面と言えば、彼はビートルズのパロディバンド「ラトルズ」の仕掛け人でもあります。
作曲・メインボーカルはニール・イネスですが、映像ではエリックがたれ目の人の真似なんぞしてます。

ニール・イネスによる鷲鼻の人の声真似も冴えてますが、これが「プレハブ4」(笑)絶頂期のパフォーマンス。


というわけでエリックは凄い人だと言わせてくれ!
今日行われた「スパマロット」記者会見では「首相になってもいいよ」と持ち味を発揮(笑)。

ちなみに、日本版スパマロットで主人公アーサー王を演じるのはユースケ・サンタ・マリア(!)。