台風接近中

In Casino Out

In Casino Out


今日聴いてみたこのバンド。
ジミーイートワールドと共に「エモ」ブームの先駆けとなったバンドです。
ジミイート〜がパワーポップ寄りなのに対し、こちらはハードコア影響下にある殺伐とした音。
彼らがブレイクしたのは2000年頃、歌がラップ調に聴こえるので「ミクスチャーロック」(この言い方なんだか冷めるけど・・・)のうちにも数えられてましたね。
今聴けばFUGAZIの系譜にあるといえます。
計算されたノイズ・ギター、程よくキャッチーな曲、マイナー調から畳み掛けるお得意のパターンなど、完成された良いバンドだったんですね。
現在の札幌パンクシーンに、彼らに影響を受けたバンドが数多くいることも頷けます。


札幌のパンクに影響与えたと言えばこのバンドも外せません。

Something Vicious for Tomorrow

Something Vicious for Tomorrow


このCDは91年と92年に発表された二枚のミニアルバムを一枚にまとめたもの。
built to spillのダグ・マーシュが在籍してました。この曲のヴォーカルはそのダグが担当。
built〜ほどポップじゃないけど、やはりダグの曲が際立ってますね。彼は途中で脱退してしまいます。
彼らの魅力はのたうちまわる二本のギター。それぞれ全然違うことを弾いているようで不思議と調和してるのが凄い。
まるで混沌とした音の塊、こういうのをカオスと言うんですかね。
あのニルヴァーナの前座を務めていた時期があり、カートに気に入られたという逸話もあり。
札幌のオルタナティブ・バンド「COWPERS」が彼らに影響受けたことを公言してました。



あ、この2つのバンドはとっくに解散してるのね・・・、いいパンクバンドは寿命短し。