岡崎ダイビングヘッドで助かった

Chairs Missing (Dig)

Chairs Missing (Dig)

78年発表の2nd。
切り刻むディストーションギター、うごめくベース、叩きつけるドラムによるサウンドは、エモーショナルを押し殺したような音に聴こえます。
ポスト・パンクの代表格として、あのFUGAZIに多大な影響をあたえたのがこのWIRE。
「ロックじゃなければなんでもいい」と公言して、世に送りだされた1st「PinkFlag」は硬質なコードストローク上で発作的に歌い疾走する、2分にも満たない曲ばかりが並んだ奇妙なパンク・アルバムでした。
今作は速い曲よりもスローで重苦しい曲が強烈に響く作品となっています。

そんな中で異色に聞こえる「OutdoorMiner」のようなポップナンバーが紛れているのも彼らの魅力。