サイコキラー・・・それは一体なに?。

20日のサウンドクルーはホントにいいライブ観れた、という感じでした。久々に見た武田組はやはり凄かった。
2年前から追っかけてるPwrflPowerがJulie Hurdさんと共に再度来札。しかも今回はデュオで演奏してくれた。
互いの曲を交互に演奏しながら進行。一曲目はジュリーさんの曲からで、メロウで穏やかな雰囲気をかもし出していました。
アコーディオンを弾き語るジュリー・ハードさんの曲はシンプルで儚げな魅力があった。
2曲目はPwrflPowerの「psycho no saiko」。こちらは歌を2人のユニゾンで歌うアレンジ。
そこから野村君のブルースギターソロが一閃、ラストの「Cat song」ではのたうちまわるノイズ・パフォーマンスに豹変し、渦中でそれを見守るように眺めるジュリーさんが印象的でした(笑)。素晴らしかった。



今日はこれ。

Talking Heads '77

Talking Heads '77

ニューヨーク・パンク/ニューウェーブシーンの中心的存在、トーキングヘッズの記念すべきデビュー作。
一聴したらきっとパンクには聴こえません。元々彼らのように、自分たちにしかできないような音楽を創造するバンドの、精神面の事を「パンク」と音楽シーンが呼ぶようになったのが始まりで、歪ませたギターで荒くれた演奏するバンドの事を「パンク」と呼ぶのは少し元の意味からズレていると思います。
パンク・ムーブメントはニューヨークの荒廃した雰囲気のあるライブハウス「CBGB」を拠点として、オリジナリティを持ったバンドが次々と登場しシーンを沸かせます。
テレヴィジョン、ラモーンズパティ・スミスグループ、リチャードヘル&ヴォイドイズ、ジョニー・サンダース&ハートブレイカーズ、ブロンディ、そしてこのトーキングヘッズが代表格と言えます。
のちにパンクはイングランドに伝わり、世界中に広まるというわけです。

さて、トーキングヘッズです。
このファーストからして高い完成度には驚かされます。ポップなメロディの効いたニューウェーブとして楽しめますが、ソウル、ロック、ディスコといった予測不能なリズム展開はデイヴィッド・バーンの意欲的な部分が聴いてとれます。
デイヴィッド・バーンは「曲を作る上で、これ以上のメロディも、ギターも、アレンジも要らない、というところまで来たとき、足りない部分は『トーキング』するんだ」と語っています。彼のパフォーマンスを観たらきっと理解できる・・・はず!。


バンドと弾き語りの2ヴァージョンで贈る、名曲「サイコキラー」をどーぞ。