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L'Incendie

L'Incendie

ブリジット・フォンティーヌとアレスキ・ベルカセムによるデュオ作品。74年発表。
フォーキーで音数少ない、淡々とした作品です。白黒のフランス映画みたいなもの憂い、枯れた雰囲気に包まれています。

味わい深い。



London 0 Hull 4

London 0 Hull 4

イギリスはハル出身の4人組のデビュー作。
のちにファットボーイスリムとして大ブレイクする、ノーマン・クックがベーシストとして在籍していました。
タイトルの意味は「ハルを代表する4つのバンド(RedGuitars、Gargoyles、Everything But The Girl、Housemartins)に匹敵するバンドは、ロンドンにはいない」というものであり、ビートルズにちなんだ言葉遊びも込められています。(Fab4→Hull4)
ブリティッシュビート、ソウル、ロカビリーをルーツとしたゴキゲンなポップ・アルバムに仕上がってますね。
けれど、表面上は軽快で親しみやすさに溢れていますが、歌詞には怒りと皮肉が込められていて、曲調はポップでも内面にはパンク精神が宿っています。
ポール・ウェラースタイル・カウンシルと同じく、穏やかな曲でも攻撃性を持たせることができる、ということを教えてくれますね。

ノリが最高。